家庭・地域の連携


 

 1.取組について 

 

(1)取組の基本方針

 学校・PTA・地域の三者がお互いの立場を理解し合い、調和のある協力体制を築く。

(2)連携の経緯

・本校は昭和59年4月1日に開校。以前、馬室地区にあった馬室中学校が鴻巣中学校に統合され、廃校となったため地域に公立の中学校はなくなった。その後、地域に中学校の建設をという機運が高まる中、保護者や地域の方々の願いを行政が受け止め、三者が一体となって努力した結果、開校を迎えることに至った。

・開校にあたり、地域の方から用地を提供していただいた。また、開校当時から学校の教育活動に深い理解と協力をいただき、現在も、地域の学校として大切にしていただいている。

・初代のPTA会長から脈々と受け継がれていることは、南中学校の個性や独自性のある校風を作り上げるために協力を惜しまないPTAの体制である。学校行事をはじめ環境美化活動、挨拶運動などに積極的に協力し、生徒の健全育成につながっているのは、開校以来から続く協力体制の賜物と考える。

 

 2. 取組の具体例(主なものを記載) 

(1)開かれた学校づくり -地域交流大使-

 学校の教育活動を積極的に情報発信し、保護者や地域の理解と協力を得ることが信頼される学校の第一歩である。そのために、本校では学校便りを全保護者及び地域の方に配布している。配布役の生徒を「地域交流大使」に任命し、学校・地域の連携の一端を担わせるとともに、学校公開などの案内などもお届けし、地域の一員としての自覚を促している。平成29年度は26名が大使に任命されている。

 

2)地域の教育力の活用 -外部講師招聘の体験活動-

 生徒にとってわかる授業を行うためには、基礎基本の確実な定着を図るとともに、体験的な活動を取り入れる必要がある。毎年9月上旬に地域の指導者をお招きし、様々な体験学習を実施する予定である。昨年度は、講師54名(補助者を含む)による17種類の体験活動を実施し、各生徒が1つの活動に2時間取り組んだ。地域の方との交流が深まるとともに、学習意欲が高まったとの感想が多く生徒から寄せられている。

 

3)地域の文化財の継承 -原馬室獅子舞棒術愛好会に参加・演技-

 本校が立地する原馬室地区には、1575年(天正2年)から伝わる「原馬室獅子舞棒術」の保存会があり、伝統文化(埼玉県指定無形民俗文化財)を現在に伝えている。保存会の傘下にある「愛好会」には本校生徒が所属しており、毎月1回、獅子方・笛吹方・棒術方に分かれ練習をしている。祈祷獅子舞は7月15日直近の日曜日に地域の主な寺社等を巡回して行っている。体育祭等を通して多くの保護者や地域の方に生徒の活動の様子を見ていただくとともに、他の生徒に地域の伝統文化の理解と関心をもたせる意味で、校長と保存会の協議のもとに披露している。

 

(4)学校応援団の創設(平成22年度より)

 地域に愛され、信頼される学校づくりを一層推進するため、従来からのPTA活動と地域の方々の支援活動を結び付け、「南中学校応援団」を設立する。本校の学校応援団は、(1)学習支援、(2)環境美化、(3)見守り、(4)校外活動の各部からなり、学校を核として、家庭・地域社会が一体となって子どもたちの健やかな成長を支援・援助しようとの趣旨で設立するものである。活動にあたって大切なことは、子どものために、三者が力を合わせようとする姿勢であると考える。

更新日:2018年03月20日 11:26:11